2006ドイツW杯準決勝・ドイツーイタリア

いやあ、面白いゲームでした。まずイタリアの守備は本当にすばらしい。中盤のガットゥーゾ、DFラインを支えるカンナバーロとゴール前に君臨するブッフォン。ドイツも幾つかは決定機を作っていたけど、水際でことごとく防いでいましたね。カテナチオ健在なり。アズーリは従来のチームに比して攻撃面の進化が目覚しいな。ジラルディーノイアキンタデルピエロと交代枠をすべてFWに使い、試合終了時にはトッティピルロまでがピッチに残っていた。攻撃の起点が縦に2つ並んだら、そりゃ相手はやりにくいだろう。トッティ自体の出来はそこまで良かったわけじゃないが、引っ込めたらピルロが集中的に狙われて潰されただろうし。ビエリに向けてロングボール放り込んでいたころとは雲泥の差がある。リッピは魅力的なチームに仕上げましたね。ドイツもいいチームではあったんだけど、タレントの質とかチームの層の厚さとか、根本的なところでイタリアの方が一段上だったように思う。