平日昼間でも大丈夫だったらいいのに

だから、最初にあげた2つの文句の根底にあるのは、「自分の予定に使うはずの有給を公的手続き等で消化するのは腹立たしい!」というのと「実際には有給なんて使えないんだよ!!」という点かもしれないと感じた。
2006-08-21

公的手続きも自分の用事には違いないので、僕は「腹立たしい」とまでは思わないかな。面倒だとは感じるけど。後者の「有給なんて使えない」という職場は多いだろう。僕のいる職場は幸いにして、役所なり銀行なり病院等に行くのに1〜2時間単位で時間休を取ることが比較的簡単だ。けれどもそれは、僕が関係している仕事の内容がスピードを求められることが少なく、また職場の空気がそういったことに対して寛容であるがゆえだろう。そういう点では非常にありがたく思っている。単純に役所や銀行の窓口をもっと空けろと言うだけでなくて、勤務時間内に行っても大丈夫な仕組みや風土が欲しい、と思うのは甘いのかな。
ところでこの辺の話題について、「役所(およびそれに類する機関)が平日の昼間にサービスを限定しているのは専業主婦の存在が前提だ」という感想を述べている方がいたけれど、僕はそれだけじゃないと思うな。代理人云々は別にして、「仕事中でもちょっと抜け出して役所に来るぐらいできるだろう」という考え方も背景にあるんじゃなかろうか。そりゃ、もちろん役所の人間だって職務専念義務くらい知ってはいるだろうが、スピードとコストに追い立てられるような仕事のあり方はたぶん現代的なものだと思うし、役所の窓口開設時間とかが整いだした時点では、そういう働き方を想定していなかったと思うので。
あと関係ない話だけど、地方では交通の便が悪い役所って多い気がする。電車やバスを使うとえらく不便で、最初から車で来ることが前提みたいな。そういう土地って、公共交通機関より自家用車のほうが便利なように地域社会が構築されているからしょうがないのかもしれないけど、何とかならないかな。このニュースを見たとき、役所に駐車場1500台もいらないだろって思ったよ。