第31節・川崎戦

川崎フロンターレ2−1アビスパ福岡
得点:我那覇 田中 谷口
http://www.tbs.co.jp/supers/game/20061118_4126.html

惜敗というか、普通に力負けというか。今季のアビスパを象徴するようなゲームだった。
川崎は累積警告でベストメンバーから4人を欠いていたけど、優勝争い中だけに油断などなく、そういう意味での隙はなかった。けれども全体的にアビスパも良い展開を随所に見せていたし、特に前半ははっきりと勝っていたと思う。ただチャンスを幾つ作っても決められなければ無意味なわけで、昨シーズンからずっと求めていた決定力のあるFWの獲得が不首尾に終わったことが、ここでも響いている。誠史・久藤・ホベルト・宮本などは良く働いていたけれど、核となるべき布部と千代反田が微妙な出来で、右SBの吉村とDHの佐伯はあまり出来が良くなかった。今更言っても仕方がないことだが、最初から城後をDHに入れ、北斗を右SBに置いたほうが可能性があったと思う。まあ佑昌を開始からトップで使っても機能しない恐れもあるが、飯尾が怪我持ちである現在、どこのリスクをより大きく見るかは微妙だな。
残りは3試合。次節はガンバ戦だが、優勝争い真っ最中だから相手も必死でくるだろう。その次が名古屋戦なのだが、残留争いのライバルたるセレッソは、次節が名古屋戦なんだよな。名古屋は今日の浦和戦での警告のため、次節は本田・藤田・中村などが出停。次々節では戻ってくるから、アビスパにとって相当不利な展開になった。入替戦争いが厳しいなあ…。
ところで降格するとかなりのスポンサーが手を引くと予想されるところ、アビスパのような弱小クラブにとって市の理解と支援は大きな存在であるが、明日の福岡市長選挙は果たしてどうなるだろうか?