第33節

名古屋グランパスエイト2−0アビスパ福岡
得点:玉田、中村
http://www.tbs.co.jp/supers/game/20061126_4148.html

非常に厳しい結果になってしまったが、セレッソも大宮に敗れたので、勝点差1・得失点差0という戦況に変わりはない。次節セレッソが勝てばアビスパの降格決定、セレッソが引き分けならアビスパは勝利が必要、セレッソが負けた場合はアビスパは引き分け以上で入替戦出場となる。ここまで来て引き分けを狙ってもしょうがないし、とにかく勝利を目指していかなくては結果はついてこないだろう。最終節の相手はヴァンフォーレ甲府。思い起こせば昨年のこの時期、J2第43節で甲府と対戦した福岡は、ほぼ1軍半のメンバーでありながら甲府を5−0で圧倒した。今季の成績は明らかに甲府が上だが、昨年の戦いを思い出して、苦手意識を振り払い積極的に勝利を狙いに行くべき。甲府の思い切りが良く清々しい戦いぶりは、他チームのサポにも高く評価されている。我らアビスパ甲府を見習い、悔いの残らない戦いをしてほしい。僕もしっかりコールしてきます。
さて、東京−レッズ戦とガンバ−京都戦をザッピングしていましたが、途中までは明らかにレッズ優勝の流れだった。東京の運動量はすばらしいものがあったけど、レッズの堅守と攻め手の多彩さはいずれ東京のDFを撃ち抜くと思っていたし、パウリーニョが同点ゴール決めてからはなおさらガンバの勝ちは薄いと感じていた。けれど、ガンバの試合展開を知ってか終盤のレッズは流しており、そしてガンバはマグノ・アウベスの執念のハットトリックで追いつく。あのヘディングが決まったときには、思わず「ブラボー!」と叫んでしまいましたよ。これで優勝の行方は最終節に持ち越し。レッズは「2点差までなら負けても大丈夫」という微妙な状況で試合を迎えるのに対し、ガンバは「3点差で勝つ」という目的が明確になり、昨年のチャンピオンチームでありながらチャレンジャーとして試合に臨むことが出来る。ガンバ不利の戦局に変わりはないけど、レッズが中途半端な気持ちでいたら、ドラマが起きる可能性は少なくないだろう。最終節の決戦が楽しみですね。