U21・アジア大会2006・パキスタン戦

日本3−2パキスタン
得点:本田(JPN) 2' , 谷口(JPN) 32'+56' , RASOOL Muhammad (PAK) 60' , AKRAM Naveed (PAK) 82'
GK  1 松井謙弥(磐田)
DF  2 一柳 夢吾(東京V)
DF  4 水本裕貴(千葉)=Cap.
DF  6 青山直晃(清水)
MF  8 本田圭佑(名古屋)
MF 10 増田誓志(鹿島)
MF 15 青山敏弘(広島)
MF 16 谷口博之川崎F
FW  9 カレン・ロバート(磐田)
FW 11 平山相太(F東京)
FW 20 辻尾真二中央大学

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サブメンバー
GK 18 佐藤昭大(広島)
DF  5 田中輝和(大宮)
MF  7 本田拓也(法政大学)
MF 12 高萩洋次郎(愛媛)
MF 13 山本脩斗早稲田大学
FW 17 萬代宏樹(仙台)
FW 19 前田俊介(広島)

雑感のみ。フォーメーションは3−5−2。一柳がCBの中央を務め、辻尾が右サイド、増田がトップ下。パキスタンは明らかに格下のチームなので、引いてくる相手をどう崩すかが(アジア相手では相変わらずの)テーマなのだけど、あまりよろしくない試合だった。
セットプレーを活かして3得点したのはともかく、相変わらず攻撃は平山の調子に左右されている。他に対抗馬もいないので平山を使わざるを得ないけど、早いところ復調を願いたい。カレンはよく動けているし守備の貢献度も高いが、スペースのないところではスピードを活かせないので攻撃面では目立たず。両サイドの本田・辻尾はなかなか良かった。ただサイドでは孤立する場面が多いように感じたので、中の選手とうまく連携して崩せるようになると効果的なのだが。このあたりはコミュニケーション不足を言い訳にせず、格下相手ならオーソドックスな攻め手を見せて欲しい。
レフェリーについては不満。ボディコンタクトは厳しくファウルを取っているように感じたのに対し、レイトタックルを含め悪質なファウルについては逆に甘いように感じた。そのうえ、パキスタンの玉際のプレーの嫌がったのか、日本の選手はボールを早く回すようになり、それに比例してプレーが軽くなった印象。まあ少ないタッチで回すこと自体は良いんだけど、左右に振るときの緩急、また縦方向に出すときのスピードの高低を、もう少し考慮して欲しいかな。リードしてるのにイニシアチブを握れないのは、他の世代でも見られる日本の悪癖。昨日の試合も、相手に対応するのではなく相手に受身になるような展開だった。先が思いやられますな。
ところで青山敏がいないとゲームメイクに難があると思うのだが、誰がボランチに入るのだろう?たぶん本田拓あたりを起用するのだろうが、ここに本田圭が入っても面白い。彼のすばらしい個の力をセンターで活用しないことには、これからも受け身のままで戦うことになると思う。