訃報

青島幸男にせよ、岸田今日子にせよ、すでに自身の歩んだ道において名を成しており、芸を生業とする者としては十分に報いられているが。カンニング中島忠幸については、これから何かを成そうとする地平にようやく立ったところだろう。実に痛ましく思う。それにしても、相方の竹山は芸の道があるとしても、残された中島の妻子について思うと、悲しみはより一層。確か子供はまだ3歳になるかならないかくらいだったと思うが。