正社員の待遇を下げるというソリューション

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20061219k0000m020089000c.html
フランスあたりでは、正社員の保護が非常に手厚く、それが逆に災いして高失業率の一因になっていると聞く。正社員の給料を無理やり下げることで、低いほうにバランスを取るという考え方は、全く不当というわけではない。とはいえ、僕は正規の労働者として禄を食んでいるので、こんな案に賛成することは到底できないけれども。
なんというか、こんなアイデアが国民に受け入れられるわけがないのは明白であり、それを堂々と公言するあたり、あんまり本気で実行する気はないのかなと思わないでもないが。まず考えるべきは、誰も痛みを伴わないような改革案であり、痛みが不可避であれば広く薄く負担を求めるような方法を考え、どうしようもなければ痛みに耐えうる人から順番に痛みを背負ってもらうのが筋ではあろう。あ、でも非正規雇用者にとっては正規雇用者が苦しむことで溜飲が下がるのかな。それは分断統治に嵌っていると思うけど。