J2第2節・アビスパ福岡−モンテディオ山形

一晩たったら、落ち着いてきました。

アビスパ福岡1−1モンテディオ山形
得点:豊田(29分)アレックス(89分)
GK 1神山竜一
DF20山形辰徳
DF 2宮本亨
DF17川島眞也
DF 8チェッコリ
MF18山形恭平(59分→釘崎康臣)
MF 6布部陽功(80分→城後寿
MF 3アレックス
FW11田中佑昌
FW19林祐征
FW10久藤清一(67分→久永辰徳

冷静に考えたら負けに等しいドローでしょうか。セカンドボールは拾えないし、パスもつながらない。後半早々に林が退場してからようやく反撃が始まりましたが、それまでは完全に押されていたかと思います。降りしきる雨の寒さでか、みな動きにキレがなく、また相手ボールホルダーと競り合ったりクリアされたボールを拾いにいくと、ほとんどの場面でファーストタッチの精度が落ちていて、結果的に前節とは逆にボールを支配されていました。最終的にはアレックスのPKで追い付くことができましたが、流れを失ったときにどのように立て直すか、今後の課題でしょう。単なるがむしゃらでは相手にいなされるだけ。
久永のドリブルは普通に通用していましたね。ずっとJ1にいたんだから当然といえば当然ですが。佑昌のスピードも使いようによっては非常に有効なはずですが、昨日のように勝負を避けたり緩急をつけないとあまり機能しないでしょう。アレックスの運動量と、重圧のかかる場面でPKを決めた強心臓は見事。チェッコリは相変わらずフィットしていない様子。休息できないままの移籍で疲れている?でもあの間合いを使って抜いていく抜き方は、アレックスとはまた違って面白いですね。アレはスピードとテクで抜いていくことが多かったので。宮本・川島は2人ともボールを持ったときが危なっかしい。金古の方が足元はしっかりしていると思うんですが、まだ金古も復調しないし、リティは金古をCBではなくボランチで使うつもりのようで。誠史やリンコン、ハファエルもトップに加わってないし、メンバー編成は悩ましいですな。
家本劇場については、まあ何とも。前半はちょっとホームに厳しいジャッジかな、というくらいだったのですが。前半の終わりに山形の選手が前線に大きく蹴りだそうとしたボールが家本主審の頭に直撃して、どうもそれくらいからジャッジがはっきりとおかしくなったような印象。林の退場については、林が相手DFを手で払いのけたことをヒジ打ちと判断しての一発退場で、まあヒジ打ちが一発退場なのは国際ルールですからしょうがないですが、主審が見てないのにレッドを出すとはこれいかに。副審にも確認を取っていたようですが、副審も正直ミスが目に付きましたよ。オフサイド判定がおかしい。主審に話を戻すと、とにかくファウルの判定基準がブレすぎる。アビスパの選手がハードなタックルを受けても流すのに、山形の選手が同じようなタックルを受けると笛を吹くのはどういうことですか?宮本が攻めあがってPKを取ったシーンでも、まああのファウルでは反則とするのはおかしくないですが、だったらエリア外でより悪質なチャージがあったときにファウルとするべきでしょ?厳しいなら厳しいで一貫した判定基準でやって欲しいですね。まあ僕がアビスパ視点だからそう思うだけで、山形サポからすれば、あのPK判定も家本主審お得意の帳尻合わせジャッジと思っているでしょうが。家族連れが多いバックスタンドから少なくない怒号が飛んでいたのは、決して蜂サポのガラが悪いからではありませんよ。
次節はお休みなので、次の試合は3月21日に博多の森で。相手はベガルタ仙台。10日間開くわけだから、リティにはしっかり守備陣の建て直しをやってもらいたい。ところで、今日の試合前に太宰府天満宮権禰宜の方が君が代独唱を行ったんですけど、あれはすごく良い声でしたね。そこらの若手歌手よりよほど聞かせる君が代でした。