Amazonが書店組合から訴えられたらしい

どこで拾ったネタだか忘れたけれど、フランスでの話。

A union of French bookstores sued Amazon last month over the free shipping on orders over €20, saying that the cost of Amazon's delivery reduced the price of a book to one lower than allowed by the Lang Law. The booksellers were awarded €100,000 in damages in the suit, and Amazon was ordered to enact a delivery charge.
Amazon.fr keeps free shipping, for now

要するに、アマゾンは20ユーロ以上の注文に対しては送料を無料にするサービスを行っているけれど、これはラング法(書籍の値引き販売を規制するフランスの法律)に違反しているんじゃないかってことで、フランスの書店組合がアマゾンに対して訴訟を起こしたということらしい。で、アマゾンは10万ユーロの罰金と、配達料を設定するように求められたけれどこれを拒否して控訴したと。裁判所命令を無視した場合、1日当たり1000ユーロの罰金を科されるのだけれど、amazon.frの責任者であるXavier Garambois氏が「無料配送やめるくらいなら罰金払ったるわ!」とはねつけ、amazon創設者にしてCEOのジェフ・ベゾスも「フランスは無料配送が違法とされる唯一の国だ」と批判した、というのが経緯。うーん、フランスの匿名掲示板で祭になりそうな事件だ。