暴落なんかしてません

オシム好感の一方でジェフイメージ大暴落のワケ
またずいぶんと一方的な見方だなあ。協会側の言い分だけで、ジェフの立場を全く考慮していない。確かジェフ側はシーズン終了後に円満に代表監督に就くことを内諾していたんじゃないの?シーズン半ばで監督に抜けられたら、優勝争いチームが降格争いまで低迷することもありうるのに、そんな簡単に引き抜きを許すわけがないだろ。むしろ、モメてる最中に記者会見でリークしてジェフ側に譲歩を強いたと見た方がよほど納得できる。

代表監督は自国のクラブからの「引き抜き」、いわゆる「栄転」が基本線だ。この手の引き抜きは、かつてJリーグでもあった。99年元旦で消滅した横浜フリューゲルスを指揮していた加茂周監督の場合がそうだ。にもかかわらず、横浜F側は、「お国のためなら」と、喜んで送り出したのだ。

引き抜きが「基本線」なわけねーだろ!代表監督に選ばれるほどの人材なら、当然その采配・手腕は優れていると客観的にもわかるわけだ。どこのクラブがせっかく招聘した良い人材を手放すんだよ。クラブは成績低迷がチームの経営を危うくするのに。こういう記事に見え隠れする「クラブよか代表チームのほうが重要なのは当たり前」という思い込みが非常に腹立たしい。サポーター文化の根付いていない黎明期ならともかく、もはやそういう価値観は絶対多数じゃないんだよ。

18日の川淵・オシムの対面は食事会のはずだったが、中止になる可能性もあった。というのも、この日はオシム監督の長男・アマル氏(千葉監督)の39回目の誕生日。「ホームパーティーを優先したい」とオシム監督の言葉に川淵キャプテンは、「オシムに直接会ってひと言、失言のおわびをしたい」と正装で登場。オシム監督もスーツ姿で、念願の初対面が実現した。

相手は自分の監督就任交渉を行う相手、しかも現在監督を務めるチームが所属する協会の会長だ。「直接会いたい」と言われて断れるわけがない。何ていうか、ホントに自分の立場を考えない人ですね。やはり川淵のセンスとかひととなりって、現在の日本サッカー界のトップとしてはふさわしくないと思う。マスコミと川淵キャプテンがともにどこかおかしいことが明らかになっただけの記事だった。