せめて君側の奸であれば救われる

はてなブックマークでも人気沸騰中の、こちらの記事について。

稲田議員の「徴農」発言が特に注目を集めていますね。多くの方と同様、文化大革命を連想しました。さて、僕が気にしたいのは下村議員の以下の発言。

 私は文科政務官をしていたが、文科省にも共産党支持とみられる役人がいる。官邸機能の強化には、省庁の局長以上の人事については官僚ではなく政治が任用することが必要だ。

官界以外から人材を登用するなら、情報収集および待遇面で相当なコストがかかると思うんですが、それでいいんでしょうか。高級官僚は非常に特殊かつ高度なスキルを要求されますよ?また官界から持ってくるというなら、それはつまり官僚の人事権はすべて官邸が握るということになり、ますます首相周辺の独走が進むと予想されますけれども。そもそも、どんな政党を支持していようと仕事をきちんとしていれば昇進するのが筋ではないでしょうかね。好き嫌いはともかくとして、共産党は合法政党なんですから。
本当にこれで安倍政権のプラスになると思っているのでしょうか。これがせめて取り巻きが悪いということならばよいのですが、残念なことに安倍氏にも期待はできない様子なんですよね。正直、麻生氏のがマシだったんじゃないかと。
(追記)
ここはぜひとも、どこかのメディアにアンチ徴農制キャンペーンをやってもらいたいですね。「わらじの響きが聞こえてくるようだ」とか言って。
(さらに追記)
僕の読み間違いがあったので、かなり修正しました。これは恥ずかしい。