メモ

でまあ、つまりは善なる意思に基づく行動が善い結果に結び付くとは限らないという話なのではあるが、なぜそうなるかといえば制度構想がないから、という最初の論点に戻る。第二点・第三点は適用可能性と副作用の問題を指摘しているわけだが、これが杞憂に過ぎないのか、現実にある程度問題になるのか、致命的なのかといったようなことは具体的な制度としてどのように組み立てるかと無縁には検討できないわけである。そこが一向に出てこないので、何を言われても「いやしかし理想はすばらしいですよねえ」を繰り返すしかなくなっているのだということを、いい加減自覚してもらってもいいのではないかと思う次第である。
http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000380.html

あるアイデアを着想したとき、そのアイデアを社会においてどのようにアウトプットするかという議論を欠かすべきではないのだが、アイデアの正しさ素晴らしさばかりに拘る人もまた少なくない。自戒のためにメモっておく。