書店は自主撤去、では図書館は?

関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」の番組ねつ造問題で、前身の番組の内容を収めた単行本(全6巻)を、大手書店が店頭から自主撤去する動きが出ている。
扶桑社刊の「発掘!あるある大事典」で97年から発売されている。
紀伊国屋書店梅田本店(大阪市北区)は、問題発覚直後に撤去した。同店は「自主的な判断。再び店頭に並べるかどうかは状況をみて判断したい」としている。
旭屋書店本店(同)では、98年の放送分でもねつ造をしていたことを報じた28日の毎日新聞の報道を受け、書棚から撤去した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070129k0000m040083000c.html

「あるある」関係の本を所蔵している図書館はいっぱいあると思うんですけど、どうするんでしょうね。NACSIS-Webcatで調べると全部で175館ありました。ゆにかネットだと各巻ごとに別書誌で登録してありますが、大体20〜30館が所蔵しているようです。
僕は、どんな本であろうといったん出版された以上は焚書するべきではないと思っていますし、1年ばかり前に話題になった講談社ブルーバックスの絶版本ですら「図書館から引き上げる」ことには反対していましたので、件の本に関しても利用者には何らかの形で利用に供すべきであると思います。読まずに言うのもなんですが、別に犯罪方法を紹介したわけでもあるまいし、今回の騒動を逆手にとって、「捏造騒動で話題沸騰!!」みたいなポップ作ってナウいヤングを煽ればいいんじゃないでしょうか。きっと貸し出し冊数も増えますよ。