図書館に電話ボックスくださいな

一般的な図書館では、携帯電話での通話は禁止されていると思うのですが、電話はそんな利用者の状況などお構い無しに架かってきます。というわけで、利用者は、架かってきたら大急ぎで館の外に飛び出していくことになります。小さい図書館だと出るのも簡単ですが、大きいとこだと出るまでに数十秒のダッシュが必要だったり、あるいはフロアが多層になっていると階段を昇り降りしなくてはならないため、実際には利用者はスタッフの目の届かないところで、たとえばトイレや物陰でこっそり電話を使ったりしています。
図書館に静粛性を求める顧客がいる以上、通話を全面解禁するわけにはいきません。しかし、現在のように場所を選ばず通話する文化が普及してしまったからには、一方的に利用者に不便を押し付けるのも心苦しいところです。館内を出ることなく、しかし他の利用者の静寂を乱すこともない、電話ボックスみたいな設備があったらいいなと思うのですが、どうでしょうか。
ちなみに、フロアの一部を通話可能スペースと規定して、利便性の代わりにそのフロアの静粛性を諦めようというアイデアは、以前にどこかで聞きました。フロアが5つ6つあるところはそれが手っ取り早いでしょうね。電話ボックス的なものを導入しているところもあったかと思います。