絶望はおろか者の答え

ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

子供の頃この本が大好きで、よく読み返していました。一時期「イッパイアッテナ」を偽名に使っていたことも。出版されてからもう20年も経つんですね。ストーリーもかなり忘れてしまっていたんですが、今日用事があって図書館に寄ったとき、ふと見付けて読み込んでしまいました。いやこれは堪らないですね。
話の筋自体はそう前衛的なものでもないですが、主人公がふとした偶然から故郷を見つけるシーンや、クライマックス周辺の躍動感あふれる描写は、強烈に読者を引き込んでいきます。そして読後感の良さ。大人になった今読んでもちっとも色褪せません。実家に置きっぱなしなんだけど、続編と合わせて揃えようかなあ。
そういえば今日行った図書館にBDSが入ってました。昔は設置されてなかったと思うんだけど、いつの間にやら。やっぱり盗難が多いのかねえ。