J2第9節・アビスパ福岡−愛媛FC

ロッキー像は意外に人気でしたな。

アビスパ福岡1−0愛媛FC
得点:リンコン(80分)
GK 1 神山竜一
DF20 山形辰徳
DF17 川島眞也
DF 2 宮本亨
DF 8 チェッコリ(→長野聡46分)
MF11 田中佑昌
MF 6 布部陽功
MF18 山形恭平
MF 3 アレックス
MF14 古賀誠史(→久藤清一73分)
FW19 林祐征(→リンコン67分)

愛媛サポは決して大人数ではなかったけれど、試合前から気合の入った声でしたね。さて、愛媛恒例のアウェーへの挨拶と、ロッキー・バルボア像の除幕式をつつがなく終え、試合開始。最初の15分はほとんど愛媛にボールを持たせず、福岡ペースで試合は動いていたものの、得点チャンスをことごとく逃す。佑昌は攻撃意識は改善の気配があるけど、その精度は一向に良くならんなあ。林は林で体を張る意識が乏しくなっていて、もちろんそれでもセンターFWとして有用ではあるのだけれど、もっとアグレッシブに動いてくれともどかしくも感じました。
守備陣については川島の動きにキレがあったと思う。ボール奪取も巧みになっていたし。左SBのチェッコリは前半途中で怪我をしてしまったのでハーフタイムに交代。オーストラリアのリーグからこっち休みがほとんどなかったようなので、これを機会にしっかり休んでリフレッシュして欲しい。そのチェッコリだが先発した古賀誠史とはいまいちコンビネーションが合ってなかった。これは誠史がアレックスのような運動量とスピード豊かなSBに慣れているため、後ろでどっしり構えることが多いチェッコリとは呼吸を合わせきれないためであろう。昨年までならチェッコリの動きが批判されるべきところだが、今年はセンターとの絡みをより多くして多層的に敵陣を崩すことを志向したりティスタイルであるから、誠史はむしろSBとばかりでなく中盤やFWとボールを回して突破を図るべきであったと思う。ましてこの試合の誠史は攻守ともに出来がよくなかった印象なので、自分としては蜂スレの一部に見られるようなチェッコリ叩きには同意できない。問題は共通意識の構築ができていなかったことにあるだろう。
さて試合の方は、誠史に代えて久藤が入ってからは中盤の動きがなかなかよくなり、うまい攻撃の展開が見られるようになった。後半35分にリンコンがゴール前に詰めてヘッドで押し込み、先取点。これを守りきって1−0の辛勝。コーナーフラッグを蹴り折って無駄なイエローを貰ったリンコンは反省すべし。日本のフラッグはブラジルみたいに揺れませんよw。
やはりと言うべきか、今の福岡は、攻撃の要たるアレックスとともに、久藤こそチームの中心であると思う。本当は城後が久藤と争ってポジション争いをして欲しいところだが、どうも伸び悩んでいる様子で、久藤ほどの質の高い動きは見せられずにいるようだ。城後の展開力は福岡でも随一のセンスを持っていると思うので、早いとこ調子を上げて久藤を休ませてやって欲しい。
アビスパの次節は土曜にアウェー草津戦。そして次々節は25日の水曜にホーム博多の森セレッソ大阪を迎え撃つ。ヴェルディはちょっと足踏み状態だが、仙台や札幌は相変わらず勝点を積み重ねているので、我がアビスパもまだまだ落伍するわけには行かない。第1クールの終盤戦、気を抜かず勝利を掴みたいものだ。
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