J2第18節・アビスパ福岡‐コンサドーレ札幌

アビスパ福岡1−2コンサドーレ札幌
得点:リンコン(15分)西谷(47分)石井(89分)
GK 1 神山竜一
DF 2 宮本亨
DF17 川島眞也
DF 5 長野聡
DF20 山形辰徳(→本田真吾78分)
MF11 田中佑昌
MF 6 布部陽功(→城後寿81分)
MF10 久藤清一
MF18 山形恭平(→ハファエル84分)
MF 3 アレックス
FW 9 リンコン
http://www.jsgoal.jp/result/20070200030120070527_detail.html

前半の内にしっかり先制はするものの、後半開始早々に気を抜いたところから失点し、終了直前のロスタイム前後に押し込んだ展開からきれいにカウンターを決められて決勝点を奪われた。そのほかのシーンでも後半の足が止まったところをいいように蹂躙されていて、ぎりぎりまで1失点だったのはむしろ幸運ともいえる。前回のゲームとほとんど同じ展開。なんであんなに前がかりになるんだろうね?あ、コンサドーレは守ってばかりのチームじゃなくて、倒れる演技とか時間稼ぎとか普通にうまかった。ベストメンバーじゃないのに組織力もしっかりあって、2年前のアビスパを見ているよう。
メンバーについてはCBに長野を入れて押し出された亨が右SBに回り、辰徳は左SBに入っただけで、DFライン以外は従来通り。正直、中盤の方も入れ替えてほしかったんだが、リティにとってはこの中盤がベストなのかな?たしかに先制点のシーンは美しいパス回しから久藤→リンコンとつないでのエレガントなゴールで、これぞパスサッカーといった感じだったけど、あれが90分できるわけじゃないからねえ。むしろ終盤になってスタミナが落ちた時に、どうやって相手の攻撃を凌ぎこちらの攻撃を展開するかにアビスパの問題点があるわけで。城後か本田を先に入れておいて、後半から久藤もしくは布部を投入した方がよかったんでは、と思う。あと辰徳は左じゃなくて右SBの方がよかろう。前半なんかあまりに動きが少ないから久藤が怒鳴ってたよ。
攻撃については人数をかけて攻めすぎ、かな。状況判断も悪いから、ちょっとしたミスを相手に使われて、前がかりになったところをカウンターで狙われるのが怖かった。ちゃんと中盤を作って攻めればいいのに。動き直しが遅いし少ない。高齢のダブルボランチチェイスとカバーで走らされて、後半の早いうちに疲れが出ていた。ほんとはフレッシュな若手に奮起してもらわなくてはいかんのだが、たとえば城後なんかいささかプレーが軽くて、スタンドから野次られていたな。みんな若い選手には期待してるんだけどね。
次節は6月2日、ホーム博多の森で徳島を迎え撃つ。決して侮れない敵だけど、今節で不調も底は見えた感じだし、あくまでポジティブな気持ちを忘れずに試合に臨むとしよう。劣勢の時こそ、サポーターの後押しが必要なのだ。