貸し出し履歴のソーシャル化

で、やっぱり貸し出しの記録が残るのは、私は嫌だなあ。
耳をすませば」は大好きだし、ああいう出会いがあるのはすばらしいと思う。
でも、私が中学のとき図書館で借りた本のリストが他人に知られれば、きっと私の人生は破滅するよ。
図書館学の門をたたく - 貸し出し手続きとプライバシー

「図書館の利用履歴を秘匿したい」と思うことは、特におかしなものではない。なので、利用履歴によって他のユーザーとつながろうとするなら、プライバシーを守ることとの両立を意識しなければならない。利用履歴の1件ごとにユーザー自身が公開・非公開を選ぶとか、図書館が持つ利用履歴のデータとは別に各ユーザーが自身の履歴データを保存・編集するような機能が必要だろう。また、難解な本の利用履歴ばかり残すことで知的な自分を演出したり、尖った本ばかり読んでいるように見せかけて優越感ゲームに挑むというような、中二病チックな楽しみ方も期待できよう。あるいは、お互いに利用履歴を披露しあうようなコミュニティにおいては、他人に見せる目的で履歴を作成する「カラ貸出」も行われるかもしれない。
なお、カウンターの中の人は個々のユーザーの履歴なんぞ気に留めてはいない、と思う。こんなレベルじゃ笑いは取れませんよ。