J2第35節・アビスパ福岡‐モンテディオ山形

アビスパ福岡3−0モンテディオ山形
得点:アレックス(13分)リンコン(53分)リンコン(65分)
GK 1 神山竜一
DF20 山形辰徳
DF 2 宮本亨
DF 8 チェッコリ
MF11 田中佑昌(→山形恭平76分)
MF 7 宮崎光平
MF 6 布部陽功
MF10 久藤清一
MF16 久永辰徳(→柳楽智和76分)
MF 3 アレックス
FW 9 リンコン(→林祐征79分)

7月末のヴェルディ戦以来、夏休みに入ってから3試合連続で1万人越え。ホーム平均でもたしか9000は超えてるはずだし、ちょっとずつサポが増えてくれるといいな。ちなみに土曜日に行われたMLSのロサンゼルス・ギャラクシーvsニューヨーク・レッドブルズは6万6千人入ったそうです。
さて、展開としては前半に何度か山形にシュートチャンスがあったものの、神山のファインセーブや守備陣の懸命な守りでしのぎ、久藤・アレックスを中心とした反転攻勢から先制点。マッチデープログラムにはフォーメーションは3−5−2になっていたけど、自分としては3−3−3−1の布陣のように見えた。アンカーが布部で、左SHの久永の後ろに久藤、右SHの佑昌の後ろに光平、トップ下にアレという感じで。福岡はやはりサイド攻撃が生命線になるわけだけど、久藤が意識的にチェッコリのカバーと久永のフォローをやっているように見え、リズムを作っていた。アレは相手ボールの時も頻繁にチェイシングして中盤の守備を助けていたし、右サイドではスピード豊かな佑昌・光平が何度も飛び出して山形DF陣を脅かしていた。
こちらのDF陣は相変わらず3SBというありえないメンバー構成ではあるけれど、うまいことカバーリングが出来ていて、無失点に抑えられた。いろんな意味で注目されるチェッコリだが、この日はサイドチェンジ、前線へのフィードといずれも高精度のロングパスをズバッと通す場面が多く、観客を唸らせていた。特に前半にDFに寄せられながらヒールで通したシーンや、後半に単独のドリブルでゴール前に迫ったシーンでは、自分の周囲に座った子供たちが興奮して歓声を上げていた。右CBのポジションに入った辰則はチェコよりも若干攻め上がりに加わることが多く、こちらは本職SBの面目躍如というところか。
後半もうまく相手陣形に綻びを作り、リンコンが2点取って終了。2位の京都が引き分けたため、勝ち点差3で3位をキープ。これで次節は京都と当たるため、勝てば得失点差で2位に浮上する。上位陣には負けっぱなしのアビスパだが、ここ6試合で5勝1分けと昇り調子。次節は何としてでも勝って上を目指したいところだ。