だらしのないことだ

どんなサービスにせよやるならやるで何がしかのコストが発生するもの。そのコストとサービス改定のメリットを勘案した上で、新たなサービスを行うかどうかが定まるのであって、思い付いたことを何でもドンドンやっていいということには決してならない。
我々の持つリソースは無尽蔵ではなく、またお役所ですら効率化に躍起にならざるを得ないこのご時世に、無制限にサービスを拡張するようなことが通るわけもない。ユーザーの要望に応えることは重要なことだが、クレーマーの如き相手の文句にオタオタして業務ルーチンに手を加えるなど、あまりに情けないではないか。
その様にふらふらと腰の定まらぬ応対を繰り返していては、業務の仕組みが複雑化するばかりで、サービス提供側が激しく疲弊するとともに、少しずつ効率化を重ねてきたこれまでの流れを再び澱ませてしまうことは必至。ハイパー化したレプラカーンが自滅したように、膨れ上がったシステムはいずれ必ず破綻をきたすだろう。暴走を抑えるエレ・ハンムは我々のもとにはいないのだが…。