日本シリーズ

2007年シーズンの最後の大舞台。セントラルのリーグチャンピオンを逃したドラゴンズが、パシフィックのリーグチャンピオンたるファイターズを競り落とし、シリーズウィナーに輝いた。中日ドラゴンズ、優勝おめでとう。北海道日本ハムファイターズ、非常に残念でした。ライオンズファンの自分としてはパシフィックの代表たるファイターズに勝ってもらいたかったが、今回は頼みの投手力が2〜4戦とピリッとしなかった印象。まあ2年連続シリーズ出場は凄い成績なのだし、来シーズンも上位は堅いでしょう。
さて、シリーズ優勝戦の中日の継投策について、玉木正之氏がキレておいでの様子。

11月1日(木)
コラム2本書いて日本シリーズ。アッタマに来た。これが野球か!?野球の醍醐味はどこへ消えた!?ナンデ完全試合の山井を変えるねん。Wシリーズでもたった1回の記録をナンデ潰すねん!野球の最も美しい瞬間を消したのは誰や!スポーツに対する冒涜や!これが野球やというのであれば俺は野球ファンをやめる!これが落合野球やというなら…。日本一になったんやからサッサと辞めてほしい。午前中に中日新聞に優勝予定稿のコメントを電話で送っていたが急遽電話して削除してもらう。100年に1度あるかないかの凄い興奮の瞬間よりも52年ぶりの優勝を確実にしたかったというならナント小心な夢のない野球か!本当に気分が悪い。
タマキのナンヤラカンヤラ 玉木正之公式WEBサイト『カメラータ・ディ・タマキ』

んー、むしろ落合はよく交代できたなと自分は評価したのだが。日本シリーズにおける完全試合は今まで例がなく、MLBワールドシリーズにおいても1956年にヤンキースのドン・ラーセンが達成した1例のみ。まさに100年に1度といってもよい大記録がかかっていたわけで、継投策を講じる方が勇気がいるんじゃないだろうか。2戦目以降のドラゴンズには明らかに流れがあり、この試合を落としてもシリーズを制する可能性は充分あった。まして、交代させて負けていればそれこそ厳しくバッシングされていたことは想像に難くなく、鉄火場でビビって動けない迷監督も多い中の勇気ある采配に、自分は拍手したい。53年ぶりの日本一の価値は、むしろこの采配によってひときわ輝いているように思う。