2008年J2第10節・アビスパ福岡−ザスパ草津

ボトムズの門番が定位置になりつつあるなあ。ダイジェスト映像はいつものとおり http://4media.tv/soccer/club/avispa/ から。

アビスパ福岡1−1ザスパ草津
得点:久永(59分)島田(73分)
蜂メンバー
GK22吉田宗弘
DF14中村北斗
DF 5長野聡
DF13柳楽智和
DF 2宮本亨
MF11田中佑昌(→鈴木惇82分)
MF 8タレイ
MF10城後寿(→山形辰徳86分)
MF16久永辰徳
FW 9黒部光昭(→大久保哲哉59分)
FW25グリフィス
http://www.jsgoal.jp/result/2008/0429/20080200030620080429_detail.html

簡単に雑感のみ。前半はともに効果的な攻めの形が少なく、膠着状態。まあ福岡が優勢と言えなくもなかったが、いくらボール支配率で上回っても最後の決定機で決めきれないのでは意味なし。連携もなく選手が個々に戦っているだけではチームとは言えません。
先取点は久永の個人技から。左サイドをドリブルで駆け上がり、PA付近で相手をかわして内側に切れ込み、右足でネットに突き刺した。ここのところ精彩を欠いていたヒサだが、これで波に乗ってくれるかな。無理だろうな。ヒサの不調はヒサ自身の動きの悪さによるものでは必ずしもなく、周囲との連携が整わないがゆえに敵陣に単騎特攻を繰り返し、そのために自らリズムを狂わせてしまったものだから。いつまでもかの指揮官はチームをチームとして束ねることが出来ないらしい。
連携のまずさが表れたのが失点の場面。島田の一連のプレーはもちろん見事なものだったが、福岡の守備陣は枚数が足りているはずなのに振り回されている。島田のシュートの瞬間は3人ほど釣られているばかりか、他の草津の選手へのマークも緩くなっていた。コンパクトに守ることが全くできなくなっている。
攻守を問わず、今のアビスパには連携がなく、統率されたチームとしての意思が感じられない。土曜日にはアウェー湘南戦、さらにホーム熊本戦を挟んで、来週末にはいよいよ広島をレベルファイブスタジアムで迎え撃つわけだが、岐阜戦の如く完敗しても驚くに当たらないだろう。これが新生アビスパのための産みの苦しみであればまだ納得できるが、ただの迷走なので尚更ガックリくる。サポに出来ることは、リティの中の人が入れ替わるよう祈るだけなのか。