2008年J2第13節・アビスパ福岡−サンフレッチェ広島

岐阜に5失点、熊本に4失点ときて、広島に3失点・・・あれ、もしかして守備力上がってるんじゃね?

アビスパ福岡0−3広島
得点:森崎浩(29分)森脇(72分)森崎浩(81分)
GK 1神山竜一
DF 3山形辰徳
DF 2宮本亨
DF13柳楽智和
MF14中村北斗
MF 8タレイ(→ハーフナー・マイク75分)
MF10城後寿(→布部陽功58分)
MF18鈴木惇(→田中佑昌46分)
MF16久永辰徳
FW 9黒部光昭
FW19大久保哲哉
http://www.jsgoal.jp/result/2008/0511/20080200030220080511_detail.html

特に語ることなし。今まで曲がりなりにも積み上げてきた4バックも、さして思い入れもなければコンセプトも持ち合わせていないもんだから、簡単に3バックにチェンジ。そしてあっさり破られた。クロスバー選手とポスト選手がいなかったらあと3点は取られていたな。1トップの寿人は3バックの中央に入った辰徳がマークしていたけれど、相変わらず守備は1対1でやっているようで、辰徳が釣りだされた時にスペースを突く寿人をケアする人間が誰もいなかった。おいおい、相手は飛び出しにかけては日本トップクラスのストライカーだぞ。SBが本職の人間が守りきれるわけがないじゃないの。先制点の場面も、サイドに逃げた寿人にDFが引きずられ、そこに空いたスペースに走り込んだ森崎浩が、寿人からのパスを受けて決めたもの。逆に福岡は、高さのあるFWに敵守備陣を引き付けることはできていたのに、空いたスペースを突く動きはあまりなく、相変わらずのパワープレー頼み。それも、良質のクロスを挙げられる惇がハーフタイムで下げられ、さらにマイク投入時の交代はタレイだったもんだから、パワープレー自体に可能性が感じられず。ジャンボなどそれなりにチャンスを作ってはいたものの、チームとしての連動性が皆無だから決定機が単発で終わってしまっていた。戦術と選手の配置・起用がちっとも噛み合ってない。指揮官の手腕の貧弱さがまたも目立ったゲームでした。
それから記録のために残しておく。アビスパの最大のコアサポ団体であるオブリは、いつもはバックスタンド上段および下段フェンス際に多くの段幕を掲示しているが、今節は通常の段幕は一切なかった。かわりに、紙製のメッセージ段幕が張られていた。その内容は以下の通り。

  • 「15ヶ月待った。今さら何をみる?千葉は肝を括ったぞ。」(スタジアム最上段)
  • 「サポーターは大混乱」(下段フェンス)
  • アビスパの迷走はいつまで続く?」(下段フェンス)
  • 「人のせいにせず選手はもっとハードワークを」(下段フェンス)

思い出しただけで血が逆流しそうになる。本当にオブリって馬鹿だね。いちいち突っ込んでおくと、まず15ヶ月間待っていたのは多くの一般サポであり、オブリは昨シーズンずっとリティを支持していた。いまさら「15か月待った」とはどの口が言うのか。恥を知れ。素人目にも手腕に?マークの付くリティを批判せず、それどころか松田・小林といったアビスパでは良心的にチームに尽力してきた人間を激しく非難し、追い出したのはオブリではないか。サポーターの混乱もクラブの迷走も、圧力団体として振る舞ってきたオブリが文句を言えたものではない。人のせいにせず、まずは昨シーズンに自身が掲げた「黒い噂」なる段幕の真意を、フロントやグループに属さない一般サポに説明してみろよ。本当に恥ずかしい。
さて、「様子を見る」のは残り2試合。まあうちのクラブ事情から見てこれも出来レースの匂いがプンプンしているが、2度とレベスタで現指揮官の姿を見ずに済むことを願っておこう。いいかげんに解放してやればいいのにな。