持ちネタ?

すっかり釣られてしまったようで、汗顔の至り。恥ずかしくてもコメントは消さない方向で。

講演で陰山氏は、中学校の地理で教えているヨーロッパの国の数を質問。大半の参加者が間違えると、「だからダメなんです。プロたる教師がそんなことを知らずして世の中がまともに動くはずがない」と語気を強めた。
「それでもプロか」と校長研修会で“喝” 大阪府教委 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

私たちはさまざまな機会に教育問題を議論する。しかし、その割には子供たちが置かれている教育内容の現状を案外知らない人が多いのではないでしょうか。
私には中学2年の子どもがいます。あるとき、子供に勉強を教えようと教科書を開いてみてがく然としました。ヨーロッパ諸国の中で世界地理として習う国の数は何カ国だと思いますか。
正解はフランスの1カ国のみ。ヨーロッパが1カ国ならアジアも1カ国。では、どこの国だと思いますか。大半の人は中国だと思っているかもしれませんが、答えはマレーシア。これにアメリカを加えた3カ国で、義務教育で習う世界地理は終わりです。
教育を考える 「百ます計算」で有名な陰山氏が講演
※2008年9月14日、東広島市での講演。

みなさんにも考えてもらいましょう。教科書の中で何カ国を教えているか。ヨーロッパに絞りたいと思います。イギリス,フランス,ドイツ,イタリア,スペイン,ポルトガルといろいろあると思いますが,ヨーロッパの国々の何カ国を学習しているか。1カ国,3カ国,5カ国,7カ国。1カ国だと思われる方,3カ国だと思われる方,5カ国だと思われる方,7カ国だと思われる方。正解は1カ国であります。現在の中学校の地理にはヨーロッパ1カ国,アジア1カ国,そしてアメリカ,この3カ国を学習して中学校の世界地理は終わりであります。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/424pdf/05-02.pdf
立命館産業社会論集42巻4号(2006年度)より抜粋。

実は私は今日、日本の学力問題を象徴する一冊の本を持ってまいりました。これを是非とも総理始め皆さんに見ていただきたいと思って持ってまいりました。これは、この春まで私の息子が行っておりました中学校の地理の教科書でございます。その地理の教科書の中で、世界の国々が何か国記述されているか皆さん御存じでしょうか。3か国です。そして、書かれている国は、アメリカ、フランス、マレーシアです。中国も韓国も、勿論北朝鮮もありません。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/dai1/1gijiroku.pdf
2006年10月18日、第一回教育再生会議議事録より抜粋。

国際化の時代…中学校の地理で何カ国を教えているのか?

ヨーロッパ・アジア・北米各1カ国のみ
http://www.ijstr.com/tayo/070504.pdf
※Bosphrusイスタンブル日本人学校学校便り第2号(2007年5月4日)より抜粋。2007年4月26日に和歌山県で開かれた研修会での講演の一部。

子どもの教育の会報誌に陰山英男氏の講演内容が載っていたのだが、その中に”現在中学の世界地理の学習では、ヨーロッパの国について何カ国教えてるかご存知ですか。正解は、1カ国です。他にアジア1カ国とアメリカを学習して中学の世界の地理の学習は終わるのです。(以下略)”とありました。
EIGOmate- 地理ってトリビアに変化してきているのだろうか?
※2005年以前と思われる。

8月2日の東京新聞夕刊「放射線」に尾道の小学校校長・陰山英男氏が現場を忘れた教育論議というテーマでコラムを書いていた。それによれば中学の世界地理で習う国の数はたったの三カ国だけだと云う。ヨーロッパから一カ国、アジアから一カ国、そしてアメリカ、これだけで国際理解もへったくれもない。
MADCONNECTION: だってぇ、教わってないも〜ん。
※2005年8月2日東京新聞が元ネタ。

うん、まあ、おいしいネタは何度でもおいしいよね。続けざまだと食傷するけど。