さらにメモ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060824i101.htm
なんだか煽った見出しだなあ。これではニート発達障害とイコールみたいな先入観を持ってしまいそう。発達障害を持った人間はニートになりやすいということなら、まだ納得できるが。たとえば他人との会話とか折衝が苦手な場合、現代では就ける仕事の種類が相当に限られてしまうからね。

調査では、「人との距離感が分からず、顔を必要以上に近づける」(26歳男性)、「その場の空気が読めず、じっとしている」(20歳女性)などのコミュニケーション問題や、「口頭の作業指示では理解できず、実演が必要」(16歳男性)など、発達障害特有の行動が確認された。

これだけで発達障害なのか?発達障害以外の精神疾患でもこういう行動は見られるし、もちろん精神疾患ですらない可能性もある。ニートへの就労支援も、発達障害者への就労支援も、そして当たり前だが発達障害者への医療的ケアも、どれも必要なことはわかっている。出来る限り余計なストレスがない方向で、政策を立案していただきたく。
以下全く関係ない余談。
上の記事のはてブを見たら、kmizusawaさんに賛成みたいなコメントが2件あって、ちょっと笑った。他の人でそんなコメントされている人はいないのに。上野千鶴子と名前を並べられたり、もうすっかり「そういうポジション」なんですねえ。
(追記)
当人にブクマされてしまった。こっ恥ずかしい。怒らんといてくださいね。
少しつけくわえると、発達障害があろうとニートで年齢の割に実務経験が少なかろうと、とにかく真っ当に働くことができ、真っ当な収入が得られるような、ゆとりある就労状況・労働環境を社会は要請されていると思う。平日昼間の雑用の話題が出たときにも思ったことだが。ゆとりが必要なのは、実は子供より大人でしょう。