これは真っ当な報道

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070615k0000m070150000c.html
記事の趣旨はおおむね妥当なものと評価したい。コムスンを悪徳企業として断罪し業界から退出させても、それだけで介護サービスの質が著しく上がるとは思えない。ただし結論部分には同意せず。自分も先日書いたが、論点の一つには介護保険制度の設計および運用を挙げるべきだろう。介護保険の保険料負担者は40歳以上に限られている。若年層にも保険料負担をさせて良いと僕は思っているし、場合によっては一般財源からの支出を増やしても良い。介護労働のためのリソースは家庭よりも社会から持ってくるべき。そうでもしなければ、いつまでたっても介護は家庭の中に押し込められたままではないだろうか。
(過去記事)